病院長挨拶

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病院長 萩原 淳 (はぎわら あつし)

 令和2年11月1日に長崎県松浦市へ新築移転をし、新たにスタートすることになりました。
 これもひとえに関係各位のご理解とご協力の賜物と、心から厚くお礼を申し上げます。
 県をまたいでの移転でしたが、新型コロナウィルス感染予防の観点から内覧会は中止とし、竣工式典も少数での実施となりました。
 当院の許可病床数は67床(内訳:一般病床47・地域包括ケア病床20)で11科の診療体制をとっております。また、健診事業、リハビリテーション、訪問看護及び透析も実施しており、地域住民の健康保持増進に努めてまいります。今後はMRIの導入をはじめ、さらなる医療サービスの拡充を目指していきます。
 松浦市の医療を概観したときに、二次救急を担う医療体制が脆弱で、医療機関の救急担当医師数も少なく、体制維持に不安があります。また、救急搬送のうち7割の患者を市外へ搬送している現状があります。このような地域事情を鑑み、当院はできる限り積極的に二次救急の受け入れを行い、また市外での急性期治療を終えた方の継続治療や社会復帰支援等にも力を入れ、長崎県北医療圏の地域包括ケアの一翼を担っていきたいと考えております。
 この新しい病院で心機一転、今後もより一層地域医療に貢献し、市民の皆さんが安心して暮らせるよう努めていきたいと思いますので、宜しくお願いします。