透析室の紹介

診療・各部門

透析室の紹介

 血液透析とは血液中に溜まった水や老廃物を取り除き、電解質バランスを整え、きれいになった血液を再び体内に戻す腎代替療法をいいます。透析に要する時間は1日4~5時間、週3日が基本となります。
全国の透析患者数は33万人を超えており、70~74歳の年代が最も多く、透析されている方の平均年齢が68.5歳と高齢化している状況です。

当院の透析ベッドは15床(個室1床)で稼働しています。
患者さん一人一人の状態に合わせた体重管理や栄養指導、フットケアなど、透析時間を有効活用しQOL(生活の質)向上に努めています。また、透析患者さんの送迎や夜間透析も行っており、住み慣れた地域で無理のない日常生活ができるよう、できる限り患者さんのニーズに合わせた対応を考えておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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透析ベッド15床(個室1床)

  月  火  水  木  金  土 
昼間   〇 〇  〇  〇  〇  〇 
夜間   〇   〇    〇   

―入室時間―     午前 8:50~  午後 13:30~  夜間 16:00~

食事について

透析中または透析後に食事摂取できるように管理栄養士と連携して提供しています。
【1食 550円】
ご希望の方は直接看護師へご相談ください。
ご自身で軽食を持参されてもいいです。

フットケアについて

透析治療を長く続けていると、腎臓だけでなく他の部分にも症状が現れることがあり、足病変を引き起こす可能性が高くなります。特に動脈硬化や石灰化によって血管が狭くなったり、詰まったりする「虚血」を引き起こしやすい状態となり重症化すると壊疽、切断など最悪な状況となります。
そこで、定期的に足のチェックを行い、爪の手入れや保湿ケアなど患者さんと共にケアを進めて異常の早期発見に努めています。

下肢リハビリテーション

透析患者さんは健常者と比較すると下肢の筋力が50%、日常生活動作も50%低下するといわれています。透析治療は4時間透析で計算すると約5時間を週3回、1年で換算すると780時間(32日間)ベッドに臥床していることになります。
現在は転倒予防、フレイル予防のために、理学療法士と連携を行い、透析中にセラバンドにて下肢運動を積極的に取り組んでいます。
活気のある生活を送り、透析寿命を延ばし、長期に通院透析を維持できるように日々活動しています。

透析患者送迎について

松浦市内(鷹島町・福島町を除く)は、送迎サービスが利用できます。
利用については、地域や利用者の状況によって検討させていただきます。
事前に透析室スタッフへお問い合わせください。